就職GUIDE 04

高校3年生の

応募前職場見学について

　当日は担当者からの挨拶があり、会社概要や入社後に想定される仕事の内容などを説明してもらいます。実際の就業場所の見学などを含め、一般的に1 ～ 2 時間程度で終了します。

　応募先の選定は、先生や保護者のアドバイスを受けるのはもちろんのこと、実際に会社の様子を見学した方が、自分がそこで働いた場合をイメージできます。

　また、会社選びをする際には、その会社で働いている「人」や「雰囲気」を感じ取ることが大切です。会社には会社ごとに雰囲気（ 社風） というものがあります。

　その雰囲気を感じ取るためにも、実際にその会社に足を運んで職場を見学しましょう。

　服装は会社側から指定がない場合には高校の制服で行くようにしましょう。着慣れた制服ですが、就職活動の一環として、普段よりも清潔感のある身だしなみで職場見学に行くようにしましょう。

　持ち物は指定のあるものを除いて「メモ帳やノート」、「筆記用具」、「ハンカチ、タオル」、「ティッシュ」をもっていきましょう。

　会社説明を受けているとき、重要な部分や確認したいと感じたことはメモを取りましょう。メモを取ることにより、あとで質問や確認をすることができますし、担当者の方も「熱心に聞いているな」と印象が良くなります。

　担当者から「何か質問はありますか？ 」と質疑応答の時間を設けてくれる会社が多くあります。

　このときに質問をした方がよいか迷う生徒さんが多くいます。「変な質問をして悪い印象を与えたらどうしよう」「手を挙げて質問するのは恥ずかしい」という声を聞きますが、会社側は質問をする生徒さんの方が積極性を感じて好感を持つ場合が多いようです。気になったことは積極的に質問するようにしましょう。

　応募前職場見学は、応募前に企業のことをより深く、より正しく理解するための場です。気になったことは考えすぎずに質問してよいですし、どうしても質問するのが恥ずかしいという場合には、説明会が終わった後に担当者に声をかけて個別に質問するのもよいでしょう。